私が管理栄養士を辞めたいという相談をDMで受けたときに、いつも言っている言葉があります。
「一般企業のOL」さんから「管理栄養士」はいつでもなれる。
「管理栄養士」から「一般企業のOLさん」には若いうちにしかなれない。
この業界は女性が多いので、OLという表現をしていますが。男性も同じ。
管理栄養士という国家資格を持っていれば、いつでも管理栄養士という職種に就くことは可能です。ましてや、委託やブラック病院など、とても忙しい労基違反をしているような環境にいるならば、その仕事はきっと不人気な仕事。似たような仕事なら年中求人が出ていることでしょう。
今回の記事では、違う職種にチャレンジする際のマインドや、実際に私が利用した転職サービスを紹介します。
管理栄養士以外の仕事に就きたいなら、1年でも早く動け!
管理栄養士以外の仕事に就きたいなら、1年でも若いうちに動いてください。
転職市場において、「若さ」は「武器」です。最大の。
すぐ辞めたら、仕事が続かない人だという評価になるから、3年は続けないといけないですよね?
答えはNOです。
今の仕事を辞めたいと思っていて、その仕事が自分の人生にとって絶対に必要なものではないのなら、辞めたら良いのです。
そして、「管理栄養士に絶望」し「管理栄養士なんか辞めたい」「栄養士なんてなるんじゃなかった」と思っているなら、1日でもいいから早く動いてください。
これは、管理栄養士に限らず、看護師が営業職なりたい、営業職が事務職になりたい、事務職が技術職になりたい、など「会社そのものではなく職種を変えるすべての転職」に言えることです。
「職種」がかわるということは、会社は転職者を「戦力」ではなく「戦えるように育てる」前提で採用しますので、年齢は1歳でも若いほうが有利。
管理栄養士を辞めて転職するならエージェントを活用しよう!
管理栄養士という職種そのものを病める場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。
新卒でこの業界に入った人は、一般的な就職活動をしていでしょう。そのため、転職サイトの上手い使い方や、ハローワークで良い求人を見極めるコツ等、多くの大学生が卒業時に身に付けたスキルを持っていない人も多いはず。
そのため、転職エージェントの使用をおすすめします。
転職エージェントの簡単な仕組みは、次の通り。
新しい人を採用したい。「少しコストをかけてでも、良い人材がほしい!」「若い子であれば、うちの会社で育てます!」
それなら、うちの企業が、御社にピッタリな人を紹介しますよ!
エージェントさん!私、転職したいです!
栄養士辞めたい子さんは、どうして栄養士を辞めたいの?ふむふむ…。そうか、次はどんなことがしたいの?うんうん…。
栄養士辞めたい子さんにはA社が合いそうだね。面接の調整するけどどうかな?
A社の採用試験、受けます!
栄養士やめたい子さん、うちで採用します!栄養士辞めたい子さんはポテンシャルが高くて、将来活躍してくれそう!
わが社はコストをかけてでも、いい人材を採用したいから、A子さんを紹介してくれた紹介料、30万円をエージェントに支払います。
また、いい人材がいたら紹介してくださいね。
つまり、転職エージェントとは「転職者」と「人材を求めている企業」の間に入り、転職をサポートする仕組みです。
例えば任天堂がハローワークに求人を出したら、応募が殺到して、処理しきれない。ある程度希望の人を紹介してもらう方が効率よく採用活動を行うことができる。優良な企業であればあるほど、採用コストを惜しむようなことはしない。「市場価値の高い企業」と「市場価値の高い人材」をマッチングさせる仕組みということ。
20代なら「マイナビジョブ20’s」一択!
業界大手の転職サービス、マイナビが経営する、20代に特化した、20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント「マイナビジョブ20’s」
20代で、未経験の職種に転職する場合に最もおすすめする転職サービスです。
私は、こちらの記事でも書いた通り、一度管理栄養士の世界を離れたことがあるのですが、その際に実際に使用したサービスが「マイナビジョブ20’s」です。
私が「マイナビジョブ20’s」で受けたサービスは以下の通りです。
①転職すべきかの「悩み相談」
②次の「職種」を何にするか、これまでの経歴と適正をみた「アドバイス」
③面接のスケジュール調整
④給与交渉
まず、私は管理栄養士の養成校を卒業して、忙しい委託で精神がおかしくなりそうなくらい働いていた頃に転職活動をしたため…「栄養士が辞められればなんでもいい」と思っていました。
そのため、「次はなんとなく事務職」程度の発想で転職活動を始めようとしていて、一人でハローワークに行ってみても、良さそうな求人はないし、忙しい毎日の中で次の仕事を決めるのは無理なんじゃないか、と本気悩んだものです。
これ以上、自力で転職サイトやハローワークを見ていても、絶対にい転職はできないと思ったときに出会ったのが「マイナビジョブ20’s」でした。
バナーにも書いていますが「本当に転職する必要がありますか?」から相談にのってくれた、とても優良なサービスです。
相談をうける中で栄養士の委託という業界について調べていたんだけどね、君の今の仕事、市場をみる限り、きっと50代になっても免許があれば就けるように思うな。
今となっては、私も、「委託の栄養士にはいつでもなれる」と思っていますが、当時は「辞めたら次はないかもしれない」と本気で悩んでいた…。そんな私の背中をそっと押してくれました。
その他にも、管理栄養士といってもガッツリ理系大卒という学歴があることや、性格分析からみた適正をみて、おすすめの職種を絞り、希望する求人をたくさん紹介してくれました。
忙しい毎日の中で、「次を決める前に辞める」決断はなかなかできなかったので、面接のスケジュールを組んでくれたり、若いうちはなかなか自分ではしづらい給与交渉をしてくれたり、と、様々なサポートをしてくださいました。
今は管理栄養士に戻ってきたけど、「マイナビジョブ20’s」で20代のときに転職し、総合職としていろいろな仕事に就いたからこそ、今の自分がある!私のサポートについてくださった担当さんには感謝しきれないくらい。大学の就職課よりも、良い支援を受けることができました。
こういった20代向けの転職支援サービスは結構たくさんあります。私はマイナビ一本でしたが、「ハタラクティブ」や「20代の転職相談所」などもあります。
最大手リクナビよりマイナビがおすすめな理由
転職情報を調べていると、検索トップに必ずでてくるのがリクルートが運営している。転職サイトのリクナビや、リクルートエージェント。
私もリクルートエージェントを使用したことがありますが、リクルートエージェントは、「大手企業やベンチャー企業でバリバリ総合職をしている人」を相手にしている印象で、私のような未経験の若者に対してはあまり親切ではありませんでした。
おそらく、給与も高く転職してもらった時の会社としての「リターン」が大きい人材しか相手にしていないんでしょう…
私は最初に「マイナビジョブ20’s」に行って面談をした後、大手だからという理由でリクルートにもいっただけなのでダメージは少なかったのですが、最初に利用したサービスがリクナビだったら、多分…心が折れていたと思います。
30代以上なら「マイナビエージェント」で!
先ほど紹介したマイナビのサービスは、20代限定です。そのため、30代以上ならマイナビエージェント
が良いでしょう。
マイナビも大手転職サービスを提供している会社ですが、リクナビよりも小さいため、「最大手では受けることができない細かいサービスを受けることができる」メリットが大きく、さらに「大手である利点を活かした幅広い転職情報」を提供してもらうことができます。
専門卒・短大卒なら「ウズキャリ第二新卒」がおすすめ
管理栄養士や栄養士の世界では、「管理栄養士」をとってさえしまえば、後はそれまでの実務経験や得意不得意で、その人の「転職市場価値」が決まるという性質があります。
しかし、管理栄養士以外の世界で戦うならば、「大卒」か「その他の学歴」かは大きな差に。
そのため、短大や専門を卒業した栄養士さんが、違う職種を目指す場合、おすすめしたいのがウズキャリ第二新卒という転職サービス。
先ほど紹介したマイナビは、若年層向けの転職サイトですが、こちらは「大学中退者も積極的に支援」している転職サービスで、大卒未満の学歴の方の含め約9割も書類選考を通過しているという実績があります。
20代には、まだまだこれから他の職種でも活躍できるチャンスがあります。本当に、私たち30代以降よりたくさんの受け皿がありますよ。
ただし、その分、それまでの学歴での評価が、私たちベテラン世代よりも色濃くでてしまう…。
転職エージェントは無料で利用できるサービスですが、エージェントで転職をサポートしてくれる人は、利用者を就職させることが仕事です。
社会に出れば学歴なんてそんなに関係ないという世の中になりつつありますが
Aさん(大卒・28歳)、Bさん(専門卒・25歳)どちらも、未経験でやる気のある人材を求めているC社に合いそうだな…!
とりあえず大卒のAさんを紹介して、だめならBさんを紹介してみようかな。
というような判断をする人もまだまだ多い。
こういった判断により、不利な使いを受けている大卒以外の学歴の若者は、栄養士の世界以外にもたくさんいます。
そのため、専門卒や短大卒の栄養士さんには、大卒以外の支援も積極的にしているウズキャリ第二新卒をおすすめします。
最後に
管理栄養士としての最初の就職でつまづくと、この仕事を辞めても良いのか、辞めて次の仕事はあるのか、そもそも管理栄養士になんかなるんじゃなかった、と悩むでしょう。
そんなとき、管理栄養士の免許があるからといって、次も必ず栄養士として仕事をしないといけない、なんて決まりはありません。
冒頭でもお話した通り、管理栄養士の世界にはいつでも戻ってくることができます。
この業界以外で仕事をしてみたい、と思うのであれば、1日でも早く転職活動をスタートさせることをおすすめします。
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