新卒で就職した栄養士、もう辞めたい!歴10年の栄養士が後輩へ贈る言葉

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辞めたい時
新卒さん
新卒さん

新卒で栄養士になったけど、もう栄養士辞めたいです

とてもよく分かります。私も1,000万回は言ったと思います。

管理栄養士・栄養士として夢と希望を持って社会に出たものの、就職先はあまりにも理想とかけ離れていた…これは、多くの栄養士が経験していることだと思います。

給食業界って、丁寧に人に教えるという概念があまりないため、突然現場に出て戸惑っている栄養士さんも多いでしょう。

栄養士を辞めたいとき

・自分の仕事よりパートさんの尻拭いをしている時間が長い

・無法者のような調理師に怒鳴られる

・先輩の栄養士やクライアントの管理栄養士によるパワハラ

・普通は研修があるものと思ったのに「それでも栄養士か」と怒られる

そりゃあ、辞めたくもなります。これは私が一度栄養士を辞めることになった理由です。

私も管理栄養士として給食会社(委託)に就職し、嫌になって辞め、また栄養士に戻り、なんだかんだ栄養士歴10年になりました。

今回の記事では、栄養士を辞めたいと悩んでいるアナタへ、歴10年の私からアドバイスを贈りたいと思います。

心がつらいなら、栄養士なんて辞めたらいいよ

給食業界で、早出遅出や持ち帰り仕事、特に委託で「通し」なんて勤務をしていたら、体を壊してしまうかもしれません。

パワハラまがいな管理栄養士のクライアントや先輩、無法者のような調理師と上手く付き合おうとしていたら、心が壊れてしまうかもしれません。

私の同期にも、新卒で体調を悪くしてしまった、精神薬を飲むことになってしまった、突然朝起きることができなくなった、という子がいました。

もし、アナタもそうなりそうだ……と思うのならば、それほど追い詰められているなら、今すぐ辞めてしまいましょう。

管理栄養士を辞めたいときは辞めるべき。病む前に。
管理栄養士を辞めたいと思ったときは、すぐにやめるべきです。給料が安いとか人間関係がよくないとか色々課題は多いと思います...

 

給食会社の栄養士を辞めたい場合

業界では一番ブラックなイメージが強い給食会社。先ほども少しお話した通り、給食会社の場合は現場によって、雰囲気が全く異なります。

もし、給食会社に勤めていて、「栄養士」そのものを辞めてしまうのではなく、「「今の職場を辞めて、栄養士として転職しよう」と思っているのであれば、本社のマネージャー等に相談して異動という手段を取りましょう。

全ての職場がブラックなわけではありません。栄養士として楽しく働くことができる現場もあります。私は給食会社で応援などもあり色々な職場にいきましたが

こんな職場なら続けられそう

・先輩栄養士が後輩を指導してくれる現場

・残業は月10時間程度で残業代はもちろん支給

・パートさんも調理師さんも優しい現場

・ルールやマナーが守られている職場

という現場もありました。

でも、これってどこの給食会社で働くかではなく、どの現場に配属されるかで全く異なるんですよね。もう、運でしかありません。

給食会社は常に人手不足なので、「辞められるくらいなら、せっかく採用した新卒なんだし、違う現場で頑張ってもらいたい」という判断をしてくれる会社が多いです。

施設や病院・保育園など直営雇用で栄養士を辞めたい場合

直営(施設や病院・保育園などに直接雇用されている)で辞めたい場合は辞めたい理由によって対策は異なります。

まず、直営で人間関係に躓いた場合、新卒や若手、後から入った人にその環境を変えることはとても難しいでしょう。

古くからある栄養科で、独特の雰囲気の中、狭いところで働いていると、世間の常識とは外れてしまっているところも多くあります。私が委託でいった現場でも、先方の栄養士さんたちの空気がとても悪く、先輩が絶対という昭和か!といいたくなるような職場がを見てきました。

こういった環境を若手栄養士が変えることは、まず不可能です。その人たちはそこの居心地が良いでしょうから、もうその人たちの定年退職を待つしかない……かもしれません。

もし、直営の環境を、人間関係以外の理由で辞めたいのであれば、同世代の知り合い栄養士に、自分の環境があまりよくないのか聞いてみるというのも手です。

他の栄養士が働いている環境と比較して、今の自分の待遇が良いのか悪いのか、休みはしっかりとれているのか、等、転職して条件が良くなるのか、悪くなるのか、少し市場調査をしてみましょう。

そもそももう栄養士を辞めたい!違う仕事がしたい!

委託・直営とか、病院とか施設とか保育園とか、そんなことは関係なく、もうとにかく栄養士を辞めたい!という場合は他職種へ転職しましょう。

違う職種に転職する場合は、若ければ若いほど有利です。

栄養士から違う職種に転職する方法は、別の記事でもお話しましたので、そちらを参考にしてください。

管理栄養士を辞めたいアナタに送る「違う仕事の探し方」
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もうなんでもいいからとにかく栄養士を辞めたい!なら事務職が一番転職しやすいかもしれません。

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栄養士をやめたいと思う気持ちを整理してみよう

20代や新卒で栄養士を辞めたいと思った方は、今から何にでもチャレンジできます。栄養士を辞めてもいいし、栄養士から栄養士に転職をしてもいいし、一瞬ニートをしたって、何をしたって、人生をやり直すことができます。

20代の栄養士さんなら、今から粘れば大きな大学病院に転職することもできるかもしれないし、大学に入りなおせば薬剤師やドクターになれるかもしれない。徹底的に婚活をしてお嫁さんになってもいいし、大手の会社に第二新卒枠で入ることも不可能ではないです。

ただ、どうしても年齢とともに選択肢は少しずつ減っていくものなので、次の選択を後悔しないために、栄養士を辞めたい理由を整理しておきましょう。

どうして栄養士を辞めたいのか?

・給料が安い

・人間関係が悪い

・厨房作業をしたくない

・仕事についていくことができない

・先輩がいないから教えてもらえない

これ以外にも、栄養士を辞めたい理由はたくさんあると思います。今はとにかく辞めたいという気持ちが強いかもしれませんが、「なぜ辞めたいのか」という自己分析をしっかりしておきましょう。

例えば「先輩がいないから教えてもらえない」ことが嫌なのであれば、栄養士として「先輩に指導をしてもらえる環境」であれば栄養士を続けられるし、一般企業に就職しても、先輩がいない環境であるならば、問題は解決しませんよね。

「給料が安い」が辞めたい理由なら、栄養士を続けながら副業をしたり、資産運用を上手くしていけば、解決できるかもしれません。

「厨房作業をしたくない」が理由なら、栄養士として栄養指導を中心に働ける環境があれば、栄養士にやりがいを見つけ出せるかもしれません。

今すぐ辞めたい!体を壊してしまうかもしれない、そんな環境でないのなら、辞める前に一度、栄養士を辞めたい理由の自己分析をしておくことがおすすめします。

栄養士を辞めたい?仕事を変えたい?転職したい?

新卒で就職した栄養士の仕事を辞めたい場合、自分の気持ちに嘘をつきながら長く働くことをおすすめはしません。

Nさん
えぬこ

私は栄養士を1度辞め、他の仕事に就いたからこそ、今、また栄養士として働いていくことができています。もし、最初の給食会社での仕事を今も続けていたら、心と体を壊していたと思います。

若い栄養士さんには、栄養士以外の道もたくさん開けています。もし、栄養士という仕事が合わないなと思ったら、「辞めたい理由の自己分析」をした上で、辞めるという選択肢を選ぶことをおすすめします。

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