管理栄養士の仕事道具の中でも欠かせない文房具類。今回の記事では、現役で老健管理栄養士をしている私のポケットに、常時入っている文房具をご紹介します。
10年近く管理栄養士をやってきたからこそ
管理栄養士の仕事にはこれがベスト!!!
と気づいた文房具たち。
もちろん、会社支給のものもありますが、私は文房具へのこだわりが強いので、色々自分で買いそろえています。お給料の中から仕事道具を買うことに抵抗がある方もいると思いますが、使いやすい文房具を使うと、仕事中のQOLは爆上がりです。
飾り気のないキャップレスで、多色が使えるボールペン
管理栄養士が使うボールペンは、キャップレスで飾り気のないボールペンでなければなりません。
厨房栄養士は、キャップがあれば異物混入になるかもしれないし、病院栄養士は病棟でキャップをなくしてしまうことも…。
私のおすすめは、ジェットストリームの黒・赤・青・緑・シャープペンシル付きの4&1です。
管理栄養士って、黒と赤だけでは色が足りないこと、多くないですか?
黒と赤はどんな仕事にも必須ですが、献立の指示書には青色を使いたいし、食札は色分けしておかないと見づらいですよね。
委託時代に「施設管理栄養士さんは赤色で献立修正」「自分の先輩は青色で献立修正」自分のチェックは緑色しか使えねえじゃん。って思ってからずっとこのボールペンを使っています。
ジェットストリームは「クセになる、なめらかな書き味」がコンセプトで作られているボールペンなんですけど、その名の通りとても書きやすいです。
早い筆記速度でもしっかりインクが出るし、なめらか。献立作成をする際に印刷された文字まみれの週間献立表は、印刷された文字で真っ黒ですけれど、その上にいろいろ文字を書いても、スルスルと奇麗に発色してくれます。
うちの職場、電カルじゃないんですよ。食事観察の記録も、栄養ケアの経過記録も、スクリーニングアセスメントモニタリングも全部手書きなので、使いにくいボールペン使ってると、軽く手が死にます。
シャープペンシル部分はオマケのようなものなので、少しぐらぐらして使いやすいとは言えないです。ノックした感じも、あまり好きな感触ではありませんが、シャープペンシルを中心に使うことはないので、そこは無問題。
ボディの色も、黒、赤、ピンク、緑、青、ネイビーと豊富です。人とかぶることが少なく、色彩華やかなボールペンは自分の気分をあげてくれます。
最近はディズニーのデザインも出ていて、ネットで探すと可愛いものもたくさんありますよ。
4色ボールペンはいろいろなメーカーから出ていますが、1000円前後で購入でき、書き味もデザインも良い、ビジネスシーンで使用しても違和感がなく、ジェットストリームという最高峰の書き味をもっているこのボールペンは、私の最高の相棒です。
3回転職して4つ目の職場ですけど、ボールペンだけは浮気したことないです。ハイ。
最近は名前入りのものも作れます。同業の栄養士さんの転職や退職、誕生日など個人的プチギフトをプレゼントする際は、これを贈り物にしています。
スムーズに計算がしたい!ポケット電卓
ボールペンの次に欠かせないアイテムがポケット電卓です。給食業務でも栄養管理業務でも、管理栄養士の仕事は計算しまくりですから、電卓がなければ仕事になりません。
昨今はダイソーやセリアからも電卓がでていますが、百均の電卓って使いにくくないですか?とにかく押しにくい。
栄養管理業務中心になってからは、焦って電卓をたたく回数は減りましたが、厨房で「ボードの書き換えをしているとき」は勢いよく電卓をたたいたものです。
電卓を押し間違えると、ボードの「縦合計」と「横合計」が合わない。この数字を間違えると盛り付けの数を間違えてしまうので、インシデントに繋がるし、調理師さんやパートさんに怒られてしまう。しかも、1回間違うと間違いに気づいた段階で過去の数字を拾っていかないといけない。ボードの書き換えは、地味に大変。
100床程度であれば、暗算でもある程度対応できますが、300床超えるような規模になると、電卓を推し間違えて計算ミスをすると、ボードの数合わせだけで、とっても時間を無駄にすることも…。
つまり、変に安い電卓を使って押し間違いをしたり接触が悪いと、ストレスがたまるんです。
給食経験のある栄養士さんなら、あるあるですよね。
そんなに高いものではないので、ポケット電卓は押しやすいものを使うのが良いと思います…。電卓ストレスから解放されますよ…!
ちなみに、私が今使っている電卓はこれです。
シャープ純正、日本製。液晶は丈夫で、少し水にぬれても元気。サイズもポケットに入れていて違和感がなく、シンプルでかっこいいし、何よりボタンが押しやすいです。
うちは電カルじゃないから…訂正印つきシャチハタ
ボールペン、電卓に続き、欠かせないのがシャチハタと訂正印。特に介護保険施設ではハンコを押さなければならない書類(計画書関係)がとても多いため、シャチハタは欠かせないアイテムです。
さらに、私の職場は電カルがありません。紙カルテです。ステーションで経過記録を書いて、誤字をしたときに訂正印を持っていなければ、急いで訂正印をとりにいかなければならない…なんてことも。
シャチハタと訂正印、両方持ち歩くのは嫌なので、訂正印つきシャチハタを買いました。
シャチハタと訂正印が別々だと、持ち歩くアイテムが増えますが、これなら1個で済むので、とってもおすすめ。
あと、このペアネームはオーダーした際に書体が選べるのも気に入っています。
いかにも百均!ってシャチハタ…って可愛くないので好みじゃないんです。私はクラフト墨って書体を使っています。
利用者様との筆談にも使うB6ノート
私の仕事にはB6ノートも欠かせません。
昔はリングメモを使用していたこともあるのですか、破ってしまって紛失することが多かったので、ノートにしました。
小さなリングメモよりもB6ノートがおすすめの理由の1つに、利用者様と急に筆談することになったときでも、対応できる、というメリットがあります。
筆談用のホワイトボードが近くにないときでもサッと書けるのでおすすめです。これ以上小さいサイズになると、高齢者は読みにくいと思うので…
ちなみに、私は定番のキャンパスノートを使っています。
テンションを上げたくていいノートを使ったこともありますが、使ってみた感想としては、キャンパスノートで十分でした。
食事変更はメモしてナースに渡したい!付箋
付箋も、常時ポケットに入れています。
付箋を使うタイミングは、看護師さんまたは介護士さんにメモを残すとき。
施設から支給される付箋もあるのですが、粘着力が強くなく、色も黄色でみんな同じものを使っているので、紛失されることもしばしば。
鮮やかカラーの付箋であれば、紛失されてしまうことが少ないので、私はこの付箋を使っています。色は、絶対にど派手なやつです。
看護師さんたちに聞いたら、「あ、この色は管理栄養士からの伝言だな」って思うらしいです。
看護師さんもお忙しいので、忙しそうなときに食事変更をかけたいときは、言葉は一言、詳細はメモをしてさっと立ち去るスタイルにしています。こうすることで、管理栄養士発信で行った食事変更における食事箋の書き間違いがゼロになりました。オススメ!
厨房時代は常に持ってたマジックと蛍光ペンたち
厨房栄養士には、「蛍光ペン」「ホワイトボードマーカー」「油性ペン」を常にポケットに入れていました。
蛍光ペンは、ゼブラのノック式がおすすめ!
蛍光ペンはゼブラが好きです。今はデスクワークなのでキャップ付きを机に置いているのですが、厨房時代はノック式の蛍光ペンを使っていました。
安物を使うと、「インクジェットプリンターで印刷した献立表のインクと蛍光ペンの色が混ざる」「すぐペン先がつぶれる」というストレスが…
マジックは、マッキーの細&極細
マジックも、色々浮気しましたけど、なんだかんだマッキーの細&極細が好きです。さんざんノック式にこだわってきましたが、油性ペンだけは仕方がないのでキャップ付きです。
極細のほうがほとんど使わないのですが、これの太いほうが一番書きやすいですね。今も食札変更に使っています。ペン先がつぶれにくく、かすれも少ないです。
さすが有名所のマッキーです。マジックも、百均で購入したり、施設がアスクルで購入している安いやつを使ったりしてきましたが、他のものを使うと、マッキーのよさを感じることが多いので、もったいないけど自分で買ってしまいます…。
ホワイトボードマーカーも、ノック式
ホワイトボードマーカーも、ノック式を気に入って使っていました。ただ、ホワイトボードマーカーだけは、消耗するペースが速いので、あんまり自腹を切ることはおすすめしません…
ほんと、ホワイトボードマーカーは自分で購入すると結構高いので、あんまりおすすめはしません。でも、私は自分で買っていました。アホですね。
1回良いやつを使うと、戻れなくなってしまいます…会社支給の安いやつって使いにくいんですよほんとに。
さいごに
管理栄養士を10年やってきて、こだわり抜いた文房具たちをご紹介しました。
あまり高価な文房具を使うと、破損した時が悲しいので、高すぎる文房具は、管理栄養士の仕事には分不相応だと思います。
が、ちょっといい文房具を買いそろえると、仕事で感じるストレスが軽減されたり、今までなんでこんなに苦労したんだろう?と思っていたことが解決されることもあります。
もし、この記事の中に、アナタの仕事に活かせそうなアイテムがあれば、採用してみてくださいね。
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