委託、病院、施設、保育園、栄養士を辞めたいアナタへ仕事の辞め方伝えます

辞めたい時

管理栄養士や栄養士の仕事って大変ですよね。私も、今でこそ老健管理栄養士をしていますが、1度管理栄養士の業界そのものを辞めたことがあります。

栄養士や管理栄養士の業界って離職率が高く、前職で6人いた病院の栄養科には、今、6人しか人が残っていないし、新卒で入った給食業者にいた30人くらいの同期の9割はすぐに仕事を辞めました。とても離職率が高い業界です。

栄養士を辞めたい理由は人それぞれですが、主にこういったものが多いでしょう。

栄養士辞めたい
栄養士辞めたい

✔ 給料は安いし責任は重い。
✔ 厨房業務ばかりで楽しくない。
✔ 人間関係も良くない。
✔ 看護師や介護士とのバトルに疲れた。
✔ 調理補助の仕事しかできない。
✔ 休みがなくてブラック。
✔ 職場が高齢化していて仲間がいない。

管理栄養士や栄養士を辞めたいと思っている方は、とても多いです。今回の記事では、スマートに退職する方法と、そんなこと言ってられないからもう即日辞めたい!という希望叶える方法をお伝えします。

本当に栄養士を辞める?仕事を辞める前の判断基準を明確に

仕事を辞めるときは、まず、「本当に辞めても良いのか」を考えましょう。

仕事を辞めたいと思うときに課題となるのは次のような内容です。

どうしようもない課題

✔ 人間関係
✔ 仕事内容と将来性
✔ 給与や休日などの条件

これらは、自分ではどうしようも変えることができないことです。

新人で入った職員に、職場の人間関係を改善するということは非常に難しい課題です。給食会社に入った栄養士が給食管理以外の仕事をしたいと思っても、そのチャンスはほとんどありません。また、会社からもらえる給料が法外に安かったり、労働基準法を守る気なんてさらさらないような組織なら、そんなところはすぐ人が辞めて当たり前です。

しかし、これらのどうしようもない課題以外で仕事を辞めたい場合は、本当にその仕事を辞めても良いのか再検討しましょう。

例えば、「今は給食管理しかさせてもらえないけれど、来年あたりから栄養管理業務につけそう。だけどもう今は皿洗いなんてしてくない」なんていうケース。こういったケースは、はこの瞬間の点で考えた仕事が嫌なだけで、将来性がないわけではないので、もう一度「本当に辞めるべきなのか」を考えてみましょう。

転職せずとも改善できるケースもあります

栄養士の仕事は大変ですが、中には転職せずとも改善できるケースもあります。

栄養士が大変な理由

✔ 人間関係
✔ 休みが少ない
✔ 給料が安い
✔ 希望の仕事な以上じゃない
✔ 体力がもたない
✔ 業界が独特であまり他の理解を得られない

例えば、給食会社で給料が安いを理由に仕事を辞めたい場合。責任者になれば給与アップが狙えるかもしれません。

転職は、必ず成功するわけではありません。転職の成功とは「今より給与がよく、希望の仕事ができ、人間関係もリセットできる」ことです。が、確実にすべての項目を確実に改善できる保障はどこにもありません。

今の職場が「労働基準法違反をしていない、人間関係も悪くない職場なら」改善の余地もあるかもしれませんよ。

ただし、直営給食や人数の少ない栄養科で人間関係に煮詰まってしまった場合や、給与テーブルが決まっている組織で高給を狙いたい場合は、改善できないことも多いでしょう。

次にやりたいことは決まっていますか

仕事がつらすぎて心が病んでいる場合は別ですが、基本的に仕事というものは、生活のためにするものです。

そして、権利の主張をするだけでなく、自分のスキルで職場に貢献しなければなりません。

そのため、次の職場で何をしたいのか、自分には何ができるのかをイメージしておきましょう。

出来る限りたくさんの項目をイメージしておくと、転職活動がスムーズにできます。

次の職場のイメージ

✔ 厨房業務はあってもいいけど、献立作成もしたい
✔ 食育がしたいから保育園がいい
✔ NSTがしたいから病院がいい
✔ 勤務時間は片道一時間以内がいい
✔ 年収は300万以上ほしい
✔ 勤務時間は日勤帯がいい

理想的なのは辞める前に次の職場を決めておくことですが、そうでない場合も、次の職場の情報は探しておきましょう。

また、次の職場でやりたいことがイメージできていると、今の仕事を辞める原動力にもなります。次の職場で活躍している自分を想像できると、引き留められても絶対に辞めてやる!という決意を固めることができるでしょう。

退職の意向を伝えるタイミングと段取り

次のお話するのは、退職を意思を伝える方法です。今の職場の人間関係が嫌でも、基本的にはマナーを守って退職できることが理想ですよ。

退職は「直属の上司」に伝える

退職の意思を最初に伝える相手は、直属の上司です。委託であれば現場責任者、責任者がいなければ本社のマネージャー、栄養科であれば科長や、ひとり職場であれば事務長や看護部長など、上司にあたる人に伝えましょう。

即日仕事を辞める場合は人事部あてに退職届を送りつけるなんて手法もありますが、あまりスマートな辞め方ではありません。

退職希望日の1カ月前を目安に伝える

退職希望日の1カ月前には、職場に退職することを伝えましょう。おそらく、ほとんどの法人では、就業規則や雇用契約書に、退職する際は●日前までに申し出ること、という記載がありますので、それに従うことがベストです。

法律的には退職日の2週間前に伝えれば問題ないことになっていますが、この辞め方をすると、引継ぎも代わりの人材もいない状態での退職になりますので、周囲に迷惑をかけてしまいます。

退職は「届」を出す。「願」はだめ!

退職の意思が強い場合は、退職「願」ではなく退職「届」を出しましょう。

退職願いは退職しようと考えているのでお願いします、という意味ですが退職届は、●月●日には退職しますという雇用契約解除通知のようなものです。

上司に口頭で伝えた後、組織や人事部にいわれた社内書式に従って書類を作成していくという流れが一般的ですが、ブラック企業や人を辞めさせないという姿勢の職場を辞める場合は「退職届」を、退職を申し出る日に渡しておく方がトラブルになりにくいでしょう。

退職時に知っておきたい労働者の権利

次に、仕事を辞めた際に知っておきたい労働者の権利についてお話します。

有給休暇が残っている場合は全て消化する

在職中にすべての有給休暇を使いきっていない場合は、退職する前に消化してから退職するようにしましょう。

退職するだけで職場に迷惑をかけているのに、有給まで全て消化するなんて申し訳ない…と思うかもしれませんが、有給消化は労働者の権利であり、消化させることは雇用主の義務です。

管理栄養士が職場にひとりであろうが、給食がとまってしまおうが、栄養士1人の退職でそのような状況になってしまう組織に問題があるのです。退職時は有給を全て消化してやめましょう。

退職を申し出た段階で残りの出勤日数は

退職日までの日数-(有給日数+公休)=残りの出勤日数

です。

また、雇用されている立場が正社員ではなくパートやアルバイト、契約社員であっても、有給休暇の権利は発生しています。ブラック企業では、うちにはそんな制度はない、というかもしれませんが、有給休暇は法律で保障された労働者の権利です。

失業保険の制度について調べておく

退職した後の生活のために、失業保険の制度やこれから支払わなければならない国民年金や市県民税、健康保険などの制度についても調べておきましょう。

失業保険は、過去2年の間に12カ月以上雇用保険に加入していた場合、多くの人が受け取れるお金です。ハローワークが窓口になっています。

自己都合で退職している場合は、支給まで時間がかかりますが、ブラック企業で残業や日数が多く、一定以上の異常な環境で働いていた場合には即支給されるケースもあります。

私たちは日ごろ、高い保険料を支払っています。失業保険を正しく活用し、金銭的な不安を軽減して退職をしましょう。

残業代や未払いの賃金がある場合は請求する

未払いの残業代や休日出勤手当がある場合は請求しておきましょう。

残業が多いのに残業代がカットされたり支給されていない場合、未払いのものがあるかもしれません。

退職した後では未払いの証拠を押さえにくくなりますので、これまでの出勤記録などを抑えて、未払いのものがある場合は必ず請求してから退職するようにすることをおすすめします。

意外と多い?仕事を辞めさせてもらえない職場

労働者には職場を辞める権利がありますが、簡単に辞めさせてくれない会社もあります。

上記のような段取りを踏んでいれば、たいていはスムーズに退職をさせてくれるものですが、労働基準法を守らないような会社では退職時にトラブルになることも…。

会社には退職を止める権利はない。法律で保障されている。

先ほども簡単に書きましたが、雇用契約に期間の定めのない正社員の場合、2週間前までに退職の申し出をすればいつでもやめることができます。常識的には1カ月程度前に伝えることが理想的ではありますが、「退職させない」というようなブラック企業の場合は、他の違法行為(休日出勤や残業代カット)などもやっている場合が多いですから、こちらも権利を行使して2週間で辞めてやってもいいですよ。

このことは、民法の627条で定められているため、労働者が仕事を辞めることに対する賠償責任なんてものは発生しません。どんな脅し文句を言われても、退職は私たち労働者の権利です。

これを行使することで、患者さんの栄養管理に支障がでても、給食が提供されなくなっても、管理栄養士には何の責任もありません。そのような組織を作ってきた会社や病院の責任です。

退職代行の活用

基本的には先ほど伝えたように、退職届を書けば即退職できます。しかし、まれに仕事を辞めさせないという企業や、聞くに堪えない誹謗中傷をしてくる職場もあるものです。

どうしても会社や病院、施設が仕事を辞めさせてくれない場合は退職代行というサービスを活用すれば、何のストレスも感じることなく、職場と縁を切ることも可能です。

数万円の費用はかかりますが、ストレスフリーで即日退職できることもありますので、いくらかお金を払ってでも、すぐに仕事をやめたい場合は退職代行の使用も検討してみてください。

管理栄養士にオススメの退職代行2選

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病みそうなときは即日行かなくなっても良い

栄養士や管理栄養士の労働環境は少し特殊なところも多く、人間関係の悪い調理場って独特の空気がありますよね。

今回は、スムーズに退職する方法や、ブラックな職場との戦い方を書きましたが、そもそも「心または体が壊れそうな職場」には明日から即日出勤しなくてもいいですよ。

アナタの心と体の健康以上に大切なものはありません。

さいごに

「元の職場は快く送り出す」「労働者は立つ鳥跡を濁さず辞める」が理想的な退職の仕方ですが、世の中そう常識的な人や組織ばかりではありません。

前向きな転職をすることが理由の場合は、「労働者は立つ鳥跡を濁さず辞める」ことを心掛け、ブラック企業のような職場を辞めるときは、こちらも権利を全て行使し、退職するようにしましょう。

Nさん
Nさん

繰り返しになりますが、管理栄養士が退職したことで、患者さんの栄養管理に支障がでても、給食が提供されなくなっても、管理栄養士には何の責任もありません。そのような組織を作ってきた会社や病院の責任です。

ただし、ここまで強行突破する場合は相手に非がある場合。基本的には、きちんと準備して退職を伝えることで、理解して送り出してもらえるように退職できると良いですね。

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