こんにちは。えぬこです。これから数記事にわたり、委託給食会社で経験したつらかったエピソードをお話しします。普段はできる限り悪い面だけをお話ししないように、少しでも誰かの役に立つようにと心がけて記事を書いてきましたが、今回の記事は単なる昔ばなしです。
いつまで引きずってるの?って叩くもよし、同じような経験あるわ!わかるよ!って共感するもよし、無視して読まないのもよし、そんな記事ですが、もしよかったら読んでいってください。
なんで今さらこんな話をするのか
さて、私は管理栄養士歴約10年、現在は介護施設の施設側管理栄養士として働いています。
私は今の仕事を気に入っていて、管理栄養士として前向きに業務に取り組んでいるし、スキルアップにお金をかける心の余裕も出てきました。
しかし、私にも今のように前向きに仕事と向き合えなかったことがあります。それは、新卒で就職した給食委託会社に勤務していた頃で、Twitterでもブログでもよくお話してきましたよね。
4大卒業と同時に就職した給食委託会社には、約3年間勤務しました。給食管理の基礎を身に付けられたことは、私の仕事の土台になっています。でも、そこで得た財産よりも何倍もつらい思いをした3年間でした。この3年間で私の管理栄養士としての明るい気持ちや夢・希望、そして自尊心は粉々に打ち砕かれたんです。
どうしてすぐに逃げなかったのか、今でも分かりません。全ての委託栄養士が私と同じ目に合うわけではないし、時代の変化とともに、まっとうな給食会社が増えてきていると推測しています。でも、私が見たり聞いたり経験したりしたものは、ウソ偽りなく委託給食業界のお話しです。
冒頭でもお話しした通り、今回の記事は誰かの役に立つとは思っていません。でも、あの頃の自分がこれを読んだら「あ、おかしいのは会社やクライアントなんだ」って気づくきっかけになるんじゃないかな。とも思ってみたり。
この記事の目的は、なんといいますか…鎮魂歌(それはおおげさ?)のような、あの頃の自分を慰める、そういう目的です。書いて公開してスッキリしたい。完全なる自己満足かもしれません。
私のブログの読者さんやTwitterのフォロワーさんはご存知かもしれませんが、定期的に厨房業務や給食委託会社についての暗い話題をしてしまうことがありますよね。その理由を、一気に吐き出してしまおう…って、そういう目的もあります。
若干のフェイクは入れていますが、誇張は一切しておりません。
全部話して、二度とただの悪口は言わない。
— えぬこ@管理栄養士 (@minipekota) August 26, 2022
↓記事をUPしたら随時埋めていきますね。
ブラック給食委託会社でのエピソード-暴言編-
委託時代に言われた暴言をまとめました。
「うちの栄養士なんて身体が丈夫以上のことは求められてないから」
「委託栄養士のくせにプライベートがあるなんて思わないで」
衝撃の暴言をたくさん言われてきたんです。
ブラック給食委託会社でのエピソード-業務・モラル編-
材料費を異常に高い金額にコントロールしていたり、クライアントさんにウソをついたり、上司が飲酒運転をしていたり。
ほんとにモラルのない職場だったなあと思います。
ブラック給食委託会社でのエピソード-労働環境編-
委託時代の労働環境(違法ブラック)について
・残業代は「最低賃金×時間数」
・パートさんは「優秀だったら」社会保険に入れる
色々アウトでしたね。
ブラック給食委託会社でのエピソード-先輩編-
大好きだった先輩の話です。
色々あって、今は絶縁状態ですが…。
ブラック給食委託会社で働いたことによる後遺症のようなもやもや
給食会社・業界に対する不信感と、「逃げる」以外の結論が出せない私の話。
過去の自分に対する気持ちの整理
過去の自分が「何が嫌だったのか」と向き合ってみました。もう二度と委託では働かない理由5つと、反省点2つをお話しします。
栄養士と給食を嫌いにならないために「委託では働かない」
ここまで、私の告発なんだか、愚痴なんだか、とにかく自分語りが多い記事を読んでくださり、ありがとうございました。
私は、給食の仕事を嫌いにならないために、もう給食会社では働きません。委託で働くことにはメリットもありますが、長く働ける業界じゃないな、というのが私の所感です。
さんざんな目に合った3年間ですが、最初の職場を給食会社にするんじゃなかった!とは思いません。給食を学ぶなら直営を選んでいたらよかったなーと思うこともありますが、給食の仕事を身につけられたことは私の財産です。どこに行っても役立つスキルで、現職でも大いに役立っています。
でも私は、自分が長く栄養士として働くために、給食の仕事を嫌いにならないために、もう委託では働きません。
もし、給食会社で仕事をしていて「栄養士なんて大嫌い!」だと思っている人がいるなら働く場を変えてみませんか?栄養士としての自分を尊重してもらえて、求めてもらえる素敵な職場を探してみましょうよ。
これは、過去の自分に送りたいメッセージであり、過去の自分と同じことで悩んでいる人へ伝えたいメッセージです。必ず素敵な職場はあるんだから、委託を嫌いになっても、栄養士ごと嫌いにならないでほしい、栄養学を一生懸命学んだ日々は無駄じゃないよ!と情報発信をしたい。それが、このブログの存在意義です。ブログの存在意義というか、もはや私がネット上で「えぬこ」をしている理由かもしれません。
こんな散々な目にあった私ですが、今は管理栄養士として充実した毎日を送っています。そして、私の歩んできたキャリアは、再現性の高いキャリアプランです。新卒で大学病院に就職していないし、給食会社でも大手さん出身じゃない、未だに急性期病院の経験もないですからね。それでも、大きめの医療法人で働けていますし、栄養の知識を活かしてそれなりに楽しい人生を送っています。
普段は、転職相談の方法や求人の探し方、志望動機の書き方をはじめ、楽な職場の探し方なんかを書いていますけれど、全ての思いはここに繋がっています。
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